(モクセイ科) Fraxinus mandshurica var. joponika Maxim. |
形態 | ・高さ30mほどの落葉樹。 ・葉は3〜5対の小葉を持つ、長さ15〜35cmほどの奇数羽状複葉を十字対生につけ、葉軸には赤褐色の綿毛がある。 ・花は赤緑色で、3〜5月に長さ3〜4cmほどの円錐花序につき、雄花、雌花、両性花がそれぞれ別の木につく。 5月頃、葉が開く前に開花する。 ・果実は長さ3〜5cmほどの翼果で下垂する。10月に成熟し、緑黄色から褐色になる。 |
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分布・生態 | 北海道及び朝鮮半島、中国東北部、沿海州、樺太に多く、本州の北中部にわずかに分布する。 平地から山間の、主に湿地周辺や沢沿いに育成する。 |
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用途 | 通直で枝下長く、横断面も円形に近く、欠点も少ない。 辺材は淡黄白色、心材はくすんだ褐色で、その境目は明瞭である。 根に近い部分からは、美しい杢をあらわす材が利用できる。 材肌は粗く強靭で、家具材、器具材、運道具材、車両材、船舶材などに利用される。 |
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その他 |